Xperia 5Ⅱ に合う　有線イヤホンはこれだ！

オーディオ出力にもこだわりがあるXperia5Ⅱだがどれだけの実力なのか。3.5mmのオーディオジャック出力ではハイレゾで左右の音の混ざりをXpreria5 比で約10分の1まで低減しクリアな音をたのしめるとのこと。Bluetooth接続では、高音質なコーデックのLDACはもちろんaptX Adaptiveにも対応し、いろんなワイヤレスイヤホンも聴くことができる。どんなイヤホンがいいのか気になるところだろう。種々の有線イヤホンとワイヤレスイヤホンを聴いて比較してみた。

・SHURE SE535　SHUREのイヤホンとしては中級機にあたりBAドライバー３機を搭載、フラットな音作りで良く知られている。付属のマイク付きケーブルで聴いた。まず聴いて感じるのは、音出の良さである。能率の高いイヤホンということもありウォークマンNW-ZX507などには引けをとらない良さを感じる。低音はそれほど強調されるわけではないがしっかりでている。中高音域はSONYの音らしいクリアな音が楽しめる。 NW-ZX507 に比べると若干明瞭さは落ちるがよく比較しないとわからない。全体的にクリアで、どんな音楽も楽しめる相性の良いイヤホンである。

・SHURE AONIC215　SHUREの入門機。ダイナミックドライバ1発を備えている。SE535に比較するとクリアさは落ちてしまうが、音のバランスは低音よりになりベースやドラムに厚みを感じる。SE535に比べると能率が落ちるためボリュームが小さくなる。Xperia5Ⅱのアンプ能力だとクラシック音楽などダイナミックレンジが広く録音レベルが低いものだとボリュームに物足りなさを感じるかもしれない。ロックやポップスなど聴くには十分で音質を考えるとコストパフォーマンスは十分。

・intime SORA 2 　高音域用にintime独自の積層型セラミックツイータVST(Vertical Support Tweeter)というドライバを用いている。このこともあり高音はかなり伸びてきれいに聞こえる。ハイレゾ対応のXperia5Ⅱの恩恵を感じる。さらに左右の音の混じりが抑えられたおかげか、空間的広がりがある。バイオリンなどの弦楽器にはもってこいのイヤホンである。低音もと重厚とはいかないがしっかりでている。中音域で若干へこむ部分が気になるがが基本的なバランスが良くクリアな音作りが楽しめる。7千円以下で買え　かなりのコスパ、Xperia5Ⅱとの相性よい。

・SENNHEISER IE6　　おそらく発売は、10年以上まえのかなり古い機種だが今でもしっかり使え、ゼンハイザーの音が楽しめる。久しぶりの一聴では音圧と解像度にものたりなさを感じるが、高音から低音までのバランスの良さがある。ジャズやクラシックがよく合う。いつまでも聴いてしまう心地良さがある。本体がかなり小さく軽いこともあって長時間使っても疲れない。リラックスする時に、BGMとして聴く時に使いたい。

・SONY MDR-EX650AP　手頃な価格でマイクがついて、真鍮の本体で高級感がある。音質はドンシャリ傾向で、音域が広くどのレンジもクリアに聞こえる。ポップやロック、ボーカルメインの音楽に適している。また、低域が強く出ることから動画やゲームでも迫力の音が楽しめる。装着も いわゆるシュアがけでないので脱着が簡単。電話の通話にも使いやすい。

・まとめ　Xperia5Ⅱは音質にもこだわったアンプを持っており手軽にハイレゾを楽しめるスマホである。選ぶ有線イヤホンはコストパフォーマンスも考えると、 SONY MDR-EX650AP がハイレゾにも対応しマイク付きでベストなイヤホンといえる。 intime SORA 2 もかなりコスパ良しで、クラシックやJAZZをきくならこちらの選択もあり。予算に余裕があるなら、Shure SE535を使って間違いなし。ハイレゾ対応でないが鮮明な音を聞かせてくれる。